当院では漢方薬による治療にも力を入れています。 実際、食欲低下などの胃腸の不良、長引く咳や喘息症状、手術後や過労など体力低下に伴う不調、アレルギー症状などは、西洋薬による治療だけでなく漢方薬の治療もあわせて行うことで、気になる症状が改善することがあります。東洋医学では、採血や検査結果に異常が出なくても、体調全体としてすぐれない時、辛い時は治療が必要と判断されます。 女性の更年期症状に対する漢方薬の効果は有名ですが、朝起きられないなどの学生さんの不登校、夏バテや冬場の冷え、不眠、片頭痛などにも漢方薬が処方され効果が得られることがあります。
漢方薬にはたくさんの種類がありますが、保険診療の範囲で薬局から漢方製剤が処方されることが一般的です。自然の植物由来とはいえ、体質に合わないことや内服によって採血結果に異常が出ることもありますので、漢方治療を受けられる場合でも、内服後の体調を確認し、合わない場合はすぐに変更いたします。漢方薬治療でも効果や副症状の確認のために、初めてのお薬の場合は2週間後を目安に再診して頂くよう、おすすめしています。