女性向け診療

プラセンタ療法

プラセンタ(placenta)とは胎盤のことです。プラセンタ療法の歴史は古くから不老長寿の薬として用いられてきました。エジプトの女王クレオパトラが胎盤を接種して若さを保っていたと言われています。 プラセンタエキス注射は健康保険の対応として、1956年メルスモン(更年期障害)、1959年ラエンネック(肝硬変)が今日まで使われております。

プラセンタ注射の効果

更年期による諸症状(のぼせ・冷え・イライラ感・頭痛・疲労・肩こりなど)の改善や産後に乳汁分泌が少ない方の治療に使われます。

※保険適応に該当しない方がプラセンタ注射をご希望される場合は、自費診療になります。 ※ヒト由来の臓器である「ヒト胎盤エキス」が原料なので、 "理論的なリスクを否定できない"という考えからプラセンタ注射薬の治療を受けた方は献血が出来なくなります。臓器提供は原則として控えることが求められていますが、移植希望者が移植医から適切な説明を受けた上で、提供を受ける意思を明らかにしている場合の提供は可能です。

当院で使用しておりますプラセンタエキス注射は、日本の病院において正常分娩で生まれた、健康な(エイズや肝炎などを持たない)母体の胎盤のみを原料とし、更に高 温加熱するため、すべての微生物(ウィルスや細菌)は死滅します。 また、胎盤に含まれる血液やホルモンは、製造過程 で100%除去されるため、注射液中には全く含まれません。ヒトの胎盤を用いるため、狂牛病の危険も全くありません。

プラセンタ注射による副症状ですが、皮下注射や筋肉注射では重篤な副作用が起こることはほとんどありません。悪寒、発熱、発赤、発疹などの反応、アレルギー反応、閉経後の月経再開が稀にみられることもありますが、すぐに投与を中止すれば消褪します。また、注射部位に疼痛、発赤などの副作用が起こることもありますが、これらは半日程度で消えることがほとんどです。注射部位に小さな内出血が残ることがありますので、美容上気になる場合は臀部など目立たない場所へ接種します。

1度注射をしただけでは、効果や変化はありません。最初は週に1~2度程度の間隔で接種し、2か月以降は1~2週間に1度程度の接種をお勧めします。

プラセンタ注射の料金

1A 1,500円

骨粗しょう症

骨がもろくなる病気です。 心臓病や癌のように直ちに命に関わる病気ではありませんが、骨粗しょう症が原因で腰痛など身体の痛みがあれば、生活の質や毎日の活動範囲は著しく低下します。また、骨粗しょう症があることにより骨折しやすくなります。骨折をきっかけに寝たきりになったり認知症が進んだりして介護が必要になってしまうことも社会問題となっています。

毎日の生活習慣に注意されていても、骨粗しょう症が進んで思うような生活が出来なくなることは、ご本人にとってもご家族にとっても辛いことです。特に女性は閉経後に急速に骨密度が低下し、骨粗しょう症が進むことが分かっています。女性ホルモンの分泌が急激に低下するためです。

骨粗しょう症の診断で重要な検査に骨密度測定があります。当院では骨粗しょう症の診断にMD法を採用しており、いつでも骨粗しょう症の検査が受けられます(X線を使って、手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって骨密度を測定します)。

閉経前後は更年期の症状が出たり体調の変化に悩まされることが多いのですが、骨密度の検査も定期的にお受けになり、骨粗しょう症を早くから予防することが大切です。診断結果に基づいた内服治療や生活指導も行っております。腰痛や膝の痛みなど症状が強い場合は、整形外科への紹介もしております。

貧血

貧血は体の中の赤血球量あるいはヘモグロビン量の減少した状態で、運動時の息切れや全身倦怠感(だるさ)・立ちくらみなどの症状がその進行速度に依存して出現します。慢性的な貧血を治療しないで放置していると、心不全の原因になったりします。

原因が大切で、赤血球のみの減少か他の血球も減少しているのかで疑われる病気も治療方法も異なります。

検診で貧血を指摘された、または、貧血が疑われる症状で受診された場合は、再検査を行います。当院では血球の迅速検査を行っておりますので、貧血の進み具合いや他の血球成分の異常は当日結果をお知らせすることが出来ます。その上で、鉄分などの生化学検査が必要と判断された時は、検査センターへ検査を依頼します(血球と炎症の指標であるCRP検査以外の結果は後日になります)。血液内科での精密検査が必要な場合(白血病など骨髄の病気が疑われる場合)は、すみやかにご紹介いたします。消化管からの持続的な出血や悪性疾患が疑われる場合は、胃癌や大腸癌がないか調べる必要があります。昔に胃の手術をした方では赤血球を作るためのビタミンが不足していることもあります。

一般的に閉経前の女性に見られる鉄欠乏性貧血は、多くが月経に伴う出血が原因です。採血検査で鉄分などを必ず調べますが、その場合も他の原因が隠れていないかどうかが大切です。ドックなどで精密検査がお済みでしたら、その結果もお持ち下さればとても参考になります。

体調に合わせてお気軽にご相談下さい

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