腎臓・内分泌内科

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慢性腎臓病(CKD)

糖尿病も高血圧も長期に経過した結果、発症してしまうと恐ろしいのが、慢性腎臓病です。 慢性腎臓病とは、腎臓の働き(eGFR)が健康な人の60%以下に低下するか、あるいはたんぱく尿が出るような腎臓の異常が続く状態をいいます。

年をとると腎機能は低下していくため、高齢者になるほど慢性腎臓病が多くなります。高血圧、糖尿病、脂質代謝異常(コレステロールや中性脂肪が高い状態)、肥満やメタボリックシンドローム、高尿酸血症(尿酸値が高い状態)、家族に腎臓病の方がいる場合は注意が必要です。喫煙も、慢性腎臓病を悪化させる大きな因子です。さらに、慢性腎臓病は心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患の重大な危険因子になっています。

慢性腎臓病は腎機能が20%位まで低下しないとはっきりした症状は出てきません。血液検査でクレアチニン(Cr)の値が1.5を超えた時には腎機能は60%以下に低下していますので、クレアチニンの値が正常だからといって安心はできません。腎機能を保つためには、まずは検診を受けて、血圧、血糖、コレステロール、中性脂肪などに異常がないか調べることが大切です。尿検査で尿たんぱく、尿潜血反応陽性を指摘された場合には、放置せずに外来を受診して、腎臓に関係する病気がないか調べておきましょう。

当院では金曜午前(受付9時半~12時半)に腎臓専門医が外来を行っております。女性医師なので、お手洗いのお悩みなど腎尿路系についてのお話にくいことでも安心してご相談頂けます。

参考になるサイト:http://www.kyowa-kirin.co.jp/ckd/

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