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糖尿病治療は「血糖値を下げる」から「全身を守る」時代へ

2型糖尿病における薬物療法の選択肢は、ここ数年で劇的に広がりました。2026年4月現 在、内服薬だけでも9つのタイプから選択が可能です。

今、糖尿病治療で重視されているのは、単なる「血糖値のコントロール」に留まりませ ん。心臓・腎臓・肝臓などの臓器を守り、全身の血管を保護するといった、「一歩先」の効 果を持つお薬に注目が集まっています。

注目されているお薬の例

· SGLT2阻害薬:尿から糖を出すことで血糖を下げるお薬ですが、心不全や腎機能 障害の悪化を防ぐ効果が確認されています。現在では、糖尿病の有無に関わらず 「慢性心不全」や「慢性腎臓病」の治療薬としても広く活用されています。

· GLP-1受容体作動薬:体重減少効果があり、肥満症の治療にも用いられるお薬で す。中には腎臓を守る効果が認められているものもあり、心血管の保護や脂肪肝の 改善といった可能性も期待されています。

糖尿病治療のゴールは、数字を下げることだけではありません。お薬ごとの特性や副作用 を考慮し、日々の診療を通じてその方に最もふさわしい選択を提供したうえで、全身の臓 器を守り、健やかな毎日を支えられるサポートができたらと感じております。

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