例年より早いペースでインフルエンザの流行入りが宣言されました。
様々な要因が考えられますが、一つは今年の夏に流行したインフルエンザのタイプの影響です。昨シーズンはA型のH3N2とB型が中心でしたが、今年の夏はA型のH1N1pdm09が検出例の大半を占めました。昨年感染していても、今回の別の型への免疫は十分とは限らず、感染が広がりやすかった可能性があります。これは流行データから考えられる説明で、原因として確定したものではありません。
また、日本が夏でも、南半球は冬で、熱帯では冬以外にも流行します。海外との往来による持ち込みは、早期流行の要因の一つとして挙げられています。
コロナ禍以降の社会行動の変化が、流行時期の変化に関係するとも考えられていますが、訪日客の増加だけで全てが説明できるわけではありません。
様々な要因が重なり、7月頃には散発的に発生していたインフルエンザが、ちょうど新学期の始まりとともに、学校・園での集団生活で更に流行を広げる機会になったのかもしれません。
毎年10月1日から開始されるインフルエンザの予防接種は当院でも9月16日から開始しています。チメロサールフリーワクチンやフルミスト®など特殊なワクチンでなければ、予約が無くても予防接種はいつでも可能です。体調が良く、運動などの御予定が無い時にお気軽にお申し付けください。