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糖尿病患者さんがかかりやすい「がん」とは…?

皆様こんにちは。蒸し暑い日が続いていますが、いかがお過ごしですか?
今回は糖尿病患者さんにしばしば診られる「がん」についてのお話です。

2013年に日本糖尿病学会と日本癌学会による合同委員会により「糖尿病と癌に関する合同委員会報告」が公表されました。その委員会報告では、糖尿病を有する患者さんがかかりやすい「がん」として、大腸がん・肝臓がん・膵臓がんの3つが挙げられています。糖尿病を有する患者さんで「がん」をひきおこすメカニズムとして、
インスリン抵抗性や高血糖に伴う酸化ストレス・慢性炎症などのメカニズムが想定されていますが、現時点で特に大腸がん・肝臓がん・膵臓がんが多い理由は明らかになってはいません

糖尿病を治療中の患者さんにとりまして、厳格な血糖管理を行うことで、多くの合併症の進行を抑制することが出来ます。しかし「がん」に関しては血糖管理の状況と関係なく発症・進行する可能性があり、発見が遅れると生命にかかわります。禁煙や節酒や規則正しい生活習慣(適度な運動やバランスの良い食生活など)を送ることによって、「がん」にかかるリスクをある程度下げることは出来ますが、何より重要なことは、糖尿病で治療中の患者さんを含め、「がん」になりやすい素因をお持ちの方は、是非定期的な「がん検診」をお受けになることをお勧めします。

こしだ内科クリニックは千歳船橋駅近く(徒歩1分)にございます。
当院では毎週水曜日と隔週木曜日に糖尿病専門医が専門外来を行っております。糖尿病について分からないことがございましたら、お気軽にご相談下さい。
次回の糖尿病教室は9月14日(水曜日)午後13時30分~です。ご関心のある方は奮ってご参加下さい。

糖尿病教室

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